SONY【α7RⅣ】と【α7Ⅲ】の性能、仕様を比較!コストに対してパフォーマンスはどうなのか?
SONY「α7RⅣ」が2019年9月に発売され、とても気になる存在です。
「α7Ⅲ」はスタンダードモデルと言われており、使用している方も多いと思います。新しく発売されたモデルや上位機種はどれほど性能が違うのか、買わないにしても気になります。
「α7Ⅲ」は約20万円に対し、「α7RⅣ」は約40万円と値段もモンスター級です。「α7Ⅲ」使いとしてはどれほどのパフォーマンスの違いがあるのか気になり調べてみました。
- SONY「α7RⅣ」と「α7Ⅲ」の性能比較表
- 有効画素数6100万画素の35mmフルサイズ裏面照射型CMOSセンサー
- 5.5段の補正効果の光学式5軸ボディ内手ぶれ補正
- 高解像性能を引き出す低振動シャッター
- 更なる解像感「ピクセルシフトマルチ撮影」
- 連写性能
- 被写体を自動追尾する「リアルタイムトラッキング」
SONY「α7RⅣ」と「α7Ⅲ」の性能比較表
「α7RⅣ」と「α7Ⅲ」の主な仕様を比較すると下の表のようになります。
やはり「α7RⅣ」はモンスター級です。
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α7R Ⅳ |
α7 Ⅲ |
レンズ |
ソニーEマウントレンズ |
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撮像素子 |
35mmフルサイズ(35.7×23.8mm) |
35mmフルサイズ(35.6×23.8mm) |
有効画素数 |
約6100万画素 |
約2420万画素 |
総画素数 |
約6250万画素 |
約2530万画素 |
画質モード |
RAW、RAW+JPEG、JPEG |
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検出方式 |
ファストハイブリッドAF(位相差検出方式/コントラスト検出方式) |
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測距点数 |
35mmフルサイズ時:567点 (位相差検出方式) |
35mmフルサイズ時:693点 (位相差検出方式) |
検出輝度範囲 |
EV-3-20 (ISO100相当、F2.0レンズ使用) |
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ISO感度 |
ISO100-32000 (拡張:下限ISO50、上限ISO102400) |
ISO100-51200 (拡張:下限ISO50、上限ISO204800) |
ファインダー 形式 |
1.3cm(0.5型)電子式ビューファインダー |
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ファインダー 総ドット数 |
5,760,000 ドット |
2,359,296 ドット |
ファインダー 視野率 |
100% |
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液晶モニター 形式 |
7.5cm (3.0型) TFT駆動 |
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液晶モニター ドット数 |
1,440,000ドット |
921,600 ドット |
シャッター 速度範囲 |
1/8000-30秒 |
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連続撮影速度 |
10コマ/秒 |
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手ブレ補正 |
5.5段 |
5.0段 |
外形寸法 |
約128.9(幅) x 96.4(高さ) x 77.5(奥行き)mm |
約126.9(幅) x 95.6(高さ) x 73.7(奥行き)mm |
質量(g) (本体のみ) |
約580g |
約565g |
使用電池 |
NP-FZ100 |
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静止画撮影 可能枚数 |
ファインダー使用時:約530枚 液晶モニター使用時:約670枚
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ファインダー使用時:約610枚 液晶モニター使用時:約710枚
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有効画素数6100万画素の35mmフルサイズ裏面照射型CMOSセンサー
一番の特徴はα史上最高の解像性能と階調性と謳っている「6100万画素の35mmフルサイズ裏面照射型CMOSセンサー」です。これにより、下のサンプルを見てもらえれば分りますが、圧倒的な解像度が実現されています。高解像度、高感度、低ノイズ、広いダイナミックレンジが実現されています。
眉毛の1本まで数えれます。6100万画素圧倒的です。
5.5段の補正効果の光学式5軸ボディ内手ぶれ補正
6100万画素にもなると手ぶれはかなり厄介です。その手ぶれを「α7RⅣ」では5.5段分光学式5軸ボディで強力に抑えてくれています。また、動画撮影時にも5軸で手ぶれ補正は行われます。
高解像性能を引き出す低振動シャッター
シャッター時の揺れも手ぶれの原因となります。その揺れを減らすために「α7RⅣ」では新規のシャッターユニットを採用し、衝撃吸収ダンパーなどハードウェアが改善されています。
更なる解像感「ピクセルシフトマルチ撮影」
ピクセルシフトマルチ撮影は、複数の写真を1画素ずつずらし撮影することで高精細な撮影を可能にしています。「α7RⅣ」では4枚または16枚が選択でき、16枚では約2億4080万画素の画像生成が可能です。
連写性能
「α7RⅣ」では最高10コマ/秒の連写が可能となっています。また、バッファメモリーが大容量化した事により、JPEG時・RAW時に約68枚の連写持続性能となっています。バッファが少ないと途中で撮影が中断する事があります。「α7RⅣ」では大容量化で力強くなっています。
被写体を自動追尾する「リアルタイムトラッキング」
被写体を指定し、シャッター半押しでフォーカスを合わせるだけで、自動追尾が可能になっています。この機能も素晴らしいです。動きの速いポートレートを撮影する時などには大活躍する事間違いなしです。この機能は僕が今使用している「α7Ⅲ」にもアップデートで対応してほしいと切に願っています。Youtubeで「リアルタイムトラッキング」と検索すれば、動画あるので是非見てみてください。この機能のすごさが分ります。
ざっくりと説明するために、書いてきましたが、すごいカメラです。スタンダード機と呼ばれる「α Ⅲ」に比べると約20万円の差がありますが、かなり惹かれます。
今僕は「α7Ⅲ」を使用しており、まだまだ買い換えるつもりはありませんが、これからの進化も楽しみです。