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「双極性障害の元妻の日常」と「趣味のカメラを元旦那」が綴るブログ

【Lightroom】美しいリフレクションに仕上げる方法

夜景を撮影しているうちに、リフレクションも挑戦したくなります。ただリフレクションを綺麗に現像するのはなかなか難しいです。実像と水面などに反射している像を同じ明るさにするのが望ましく、ただ露出を上げると元々の明るい箇所は白トビが起きてしまいます。今回は美しくリフレクションを仕上げる方法の紹介です。

 

 

美しいリフレクションに仕上げる方法

撮って出しの写真

まずは下の撮影した画像をご覧下さい。明るい箇所と暗い箇所がハッキリし過ぎています。肉眼で見ると脳内で補正がかかり綺麗に見えるのですが、カメラは素直に写すので、下のようになります。

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撮影する際に気をつける事

上の画像ですが、シャッタースピードを遅くする事により、もっと全体的に明るく写す事も出来ますが、わざと暗めに撮影しました。それは建物の明かりが明るいので、これ以上明るく設定すると白トビをしてしまうからです。後で現像する事を考えながらこれくらいの暗さに設定をしています。そしてRAWで撮影する事が重要です。RAWは生のファイルの為、黒つぶれしているような箇所にも色の情報は残っています。

まずはハイライトを-100に

リフレクションを美しく見せるためにはまず一番最初にする事はハイライトを-100にする事です。

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ハイライトを-100にする事により写真はこのように変化します。

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かなり暗くなりました。この状態から綺麗な写真に現像できるのか不安になりますが大丈夫です。RAWファイルには情報が詰まっています。重要なのはハイライトを極限まで下げる事によって、実像と水面に映った像を同じ明るさに持っていく事です。

2つ目の作業は露出を上げる

次に行う作業は露出を上げる事です。露出を自分の好みで上げてください。するとこのようになります。

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黒つぶれしていたと思われる箇所に情報がよみがえります。実像と水面に映った像のバランスも良いと思います。ただこの状態では、編集しすぎた感があるように見えるので、自然な状態に持っていくためにパラメーターを少しづついじっていきます。

ここからの作業は被写体によっても変わるので、飛ばしますが、今回はこのように設定しました。

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また、オレンジ色が強いので、HSLのオレンジの明るさのパラメーターをやや下げました。

完成した写真

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のっぺりしていた感じが薄れ、肉眼で見た感じに近づいたと思います。後で気づいたのですが、星も少し写っていて嬉しくなりました。

撮影機材「sony α7Ⅲ」「Tamron 28-75mm F2.8」と設定

【カメラ】sony α7Ⅲ

【レンズ】Tamron 28-75mm F2.8

【F値】5.0

【焦点距離】34mm

【シャッタースピード】2秒 

【ISO】640

また、夜景撮影には三脚がある方が便利です。

今回使用した三脚です。 

綺麗な風景はカメラじゃなくて心のネガに写すんだよ!

 

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