【Lightroom】インスタ映えするストリートフォトに編集[大國魂神社]
Lightroomを使う事により、シャッターを押した時に頭に思い浮かべていた情景に近づけたり、細かな部分を修正したり、雰囲気をガラッと変える事も出来ます。
僕は最初カメラを始めて数年は明るさを適正に変更する程度で、写真の雰囲気を大きく変える事は邪道と考えていました。しかしLightroomを使う事により写真の主役を際立たせたり、レタッチ後の事を思い浮かべながら撮影するようになりました。ハイライトやシャドー、シャープネスなど細かい設定を気にせずに撮影する事ができるので、撮影だけに集中でき、今ではなくてなならないツールとなっています。
Lightroomはパラメーターがたくさんありよく分かりません
この記事以外にも色々な人の編集方法を見て参考にすれば自分なりの色が見つかるよ
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・・・。とりあえず僕の編集方法を見てみては?
今回は府中にある大國魂神社で行われたお祭りの風景を左の写真から、Lightroomを使い右の写真にレタッチします。
Lightroomの各種設定
コントラスト・ハイライト・シャドウ・白レベル・黒レベル
【コントラスト】+30
【ハイライト】-66
【シャドウ】+85
【白レベル】-22
【黒レベル】-28
ハイライトを下げる事により、雲の部分のようなやや明るくなっている箇所を暗くし、シャドウを上げる事により、石畳や砂利の部分をやや暗くなっている箇所を明るくしています。白レベルと黒レベルですが、その中でも特に明るい箇所と暗い箇所を調整しています。上の写真では夕日で白飛びしている箇所を暗くする事により、情景を蘇らせ、黒レベルを下げる事によってメリハリをつけています。
明瞭度・かすみの除去・自然な彩度
【明瞭度】+10
【かすみの除去】+10
【自然な彩度】-18
明瞭度とかすみの除去を上げることにより写真をパリッとさせつつ、自然な彩度を下げる事により、写真の雰囲気を落ち着かせています。ここは僕の写真の癖なのですが、ストリートフォトをメインに撮影しており、よりストリートフォトらしく仕上げるため、数値は写真によって変えているものの、明瞭度とかすみ除去は上げ、自然な彩度を下げいます。
パラメーターはこのようになっています。
トーンカーブ
上のようにうっすらS字にしています。写真の変化を見ながら更に雰囲気を落ち着かせていく作業です。
HSL
HSLのパラメーターですが上記のように設定しています。この写真では赤色と紫色の傘があるため、レッドとパープルの輝度をあげ、少し目立つようにしました。傘の透き通った感じなどが出てきます。アクアとブルーの彩度を下げると僕が思い浮かべるストリートフォトに近づけるためですが、この写真では影響はありません。
明暗別色補正
今回の写真で特に気を使ったのは、この明暗別色補正のハイライト部分です。
【ハイライト色相】+25
【ハイライト彩度】+34
写真の中でハイライトの部分だけの色を変える事が出来ます。青色の空を雰囲気のある色に変えるため、上記のような設定としました。写真を見比べてもらうと空の雰囲気が大きく変わっていると思います。
レンズ補正
レンズは「Tamron 28-75mm F2.8」を使用しているのですが、「プロファイル補正を使用」にチェックを入れると四隅が明るくなりすぎるので、「周辺光量補正」を30に下げています。またここにチェックを入れる事により、特に建築物など直線と直線が重なり合うような被写体を撮影したときは、歪みが補正されます。
最後に露光量を好みに上げ下げして完成です。今回は+0.55にしました。露光量はいつも最後にいじっています。
撮影機材「sony α7Ⅲ」「Tamron 28-75mm F2.8」と設定
【カメラ】sony α7Ⅲ
【レンズ】Tamron 28-75mm F2.8
【F値】2.8 (もう少し上げた方が良かったと思います)
【焦点距離】28mm
【シャッタースピード】1/200秒
上記の設定のプリセットを販売しているわけではないので、気に入って頂ければ、参考にして頂き、自分なりにアレンジして頂ければなと思います。